敗戦投手の背中は哀しい〜

という歌詩で始まる、さだまさしの「敗戦投手」という曲がありますが、
それとは全然関係ない”配線”の話でございます。

題して「Sterling by MUSICMAN JP70 タップ配線 大作戦」
てか、「3Wayトグルでタップ配線に挑戦」が正しいか。

新妻のJP70さんの良い所の一つに、
ピックアップのセレクターが"3Wayトグル"な点がありまして
これは、いわゆるレスポールなどに採用されているセレクターです。
20130120224121.jpg
こういうやつね。
ちなみにストラトなどに採用されてるのは5Way。
名称未設定-1.jpg
おいらは、この5Wayが嫌いというか苦手(笑)

しかし、Sterling JP70やJP60(JP100Dはどうなんだろ?)は
レスポールと同じ仕様なのでスイッチの位置で
ピックアップが以下のような状態にセレクトされます。
sw01.jpg

でも、どうせならPetrucci本人と同じように真ん中の位置で
フロントとリアがタップする以下のような配線にしたいと思うわけです。SW02.jpg

さあ、ここからが大変。
いろいろ検索しまくったが、レスポールに使われてるような
普通の3Wayではタップ配線は出来ないという結果に……。
では、本家はどういうトグルスイッチを使ってるのか調べてみると、
どうやら”DimarzioのEP1111”という物を使っていると判明。
しかしこれ、国内では約5000円はする代物。

お金に余裕のある人は、これを買えば済むでしょうし、
別に買えないわけでは無いですが(笑)
ピックアップも購入するし、なるべく値段を抑えたい。
そこで、変に日本橋界隈を散策している人間としては、
「この手のスイッチがこんなに高いわけ無い」と考えるわけです。
ようは、"on-on-onの4極双投(12P)"のトグルスイッチであれば良いわけですよ。

 

てなわけで該当するスイッチを探しまくるが、これが以外と無い!!

そしてついに、日本開閉器工業の"M-2040L/B"という商品を発見。

そのお値段1000円弱。送料を入れても1800円くらいで買えます。
さっそく取り寄せて、Dimarzio.comにある(国内のHPには無い)
ペチューチの配線図(pdf)を参考に配線していきます。
jp7001.jpg
             ↓
jp7002.jpg
完成〜v(^o^)v
問題無くタップ稼働してくれてます。

このような"3Wayトグルでのタップ配線"について
いろいろ検索してみると、海外の人もBBS等で話題にしていました。
皆さんPetrucci配線に興味があるようです。
今回のエントリーが、何かの役に立てば幸いでがす。

さ、配線もおいら好みになって、ますます可愛くなった
新妻JP70を弾きまくるGIGが明日あります。

2013年6月30日(日)
Live House 道頓堀かつおの遊び場
1,500円(1ドリンク+投げ銭コイン付き)

19:00 オープン
19:40 ヤスバテツフミ
20:20 ミサイル濱野
21:00 SISTER SARAH
21:40 「悠」とTANAKAZU

是非見に来ておくんなまし

あでゅ〜。

また新妻かよ!?

昔、おニャン子クラブに我妻佳代ってのがいまして…..
ま、それはさておき、

突如新妻を迎える事になりました。
"Sterling by MUSICMAN JP70"
以前から発売されていた、
MUSICMANのJohn Petrucciモデルの廉価版なのですが
ついに、7弦モデルが発売されました。
最初は本家を買うまで我慢しようかとも思ったのですが、
多分本家では発売されないであろう色だったので(笑)
思い切って購入!!!!

jp70.jpg
じゃーーん。
既に、かなりの改造を施しました。
Vo & Toneのノブを紫の物に。
ピックアップをD-SonicとLiquifireに換装。
セレクターも交換して、センター位置で
リアとフロントがタップできる配線に。

本家よりもネックは太いですが、
ウチにある7弦の中ではかなり弾きやすい。
音もピックアップを変えた事で、
-5や、6th等のコードを歪ませて弾いても音がつぶれないし、
早くもSISTER SARAHではメインギターです。
是非GIGで見てあげておくんなまし。

さ、次回は配線の話をお送りしますよん。

あでゅ〜

ライナーノーツ&変拍子答合わせ

5月31日 かつおの遊び場さんのイベント「大人の遊び場」に
"シスサラと"という名義で出演させていただきました。
コラボしたい人を呼んで一緒に演奏する時は、この名称になります。
ようは「SISTER SARAH &」って意味です。

で、今回白羽の矢を立てたというか、赤紙招集礼状を送ったのは
二胡という楽器とループマシンを駆使して弾き語りをしている
"遠藤リョヲ"というアーティストさんでございます。
こちらの数々の無茶ぶりに応じていただいて、感謝の言葉しかありません。
(それはもう、その辺のなんちゃってミュージシャンにはクリアできない無茶ぶり)
興味のある方は、是非彼女のHPを訪れてみてください。

ではでは、各曲の解説をば
(興味の無い方は、すっとばして下の方にある動画を見てください)

M1:ざくろ

zukkoさんのアルバム「瑞庵」に収録されている曲で
SISTER SARAHでも演奏している曲です。
今回用に前半のアレンジを少し変更。
特に変わったのは歌詩ですね。
原曲は標準語(?)ですが、
私がNHKの朝ドラ「あまちゃん」にハマってるって理由だけで
(真相を知ったら殴られそうw)
岩手県出身のリョヲさんに方言で歌ってもらう事に ※無茶ぶりその1
じゃあって事でzukkoさんは神戸弁に。
思いつきの割には(笑)意外なくらいハマってると思います。

にしても、リョヲさんのセリフ部分は何度聞いても良いですなぁ〜。
このあたりは演劇経験のあるリョヲさん故ですね。

M2:花ぬすびと
1982年発売の明日香さんのシングル曲
これもたまにSISTER SARAHで演奏しております。

実は今回のコラボのきっかけになったのがこの曲。
大人の遊び場に出ようと、カバー曲を考えている時に
そういえば、「花ぬすびと」ってリョヲさんの"声"に合うんじゃね?
と、ふと思ったのが発端です(歌詩の内容うんぬんじゃなくてね)

1回目の練習の時、普段シスサラでやってるキーでやったんですが
なんとなくしっくりこなくて、1音下げてやってみたら
"キターーー!!!!!"って感じでがっつりハマりましたねぇ〜。
そんなわけで、本番1週間前にキー変更 ※無茶ぶりその2

今回の最大の無茶ぶりと言っていいのが、パートアレンジの放任だったのですが
この曲でリョヲさんが考えてきた二胡アレンジは素晴らしかったですね。
打ち込んでいたストリングスを速攻削りました。

M3:夢列車
リョヲさんのオリジナルアルバム
「ケンジノオト〜二胡と歌で紡ぐ宮沢賢治の世界」
に収録されている曲です。

原曲はループを使用した4/4拍子の曲なのですが
"不良とつきあっちゃ駄目って言ったでしょ!!"という
お母さんの声が聞こえてきそうな位
(プロ)グレた子にしてしまいました。
原曲ファンの皆様ごめんなさい。
「シスサラは嫌いになっても、遠藤リョヲさんは嫌いにならないで下さい!!」

ここからは拍子の答え合わせ&長文解説になるので、
音楽に興味の無い人は更に下に飛ばしてねw
前半を3拍子、後半を4拍子にってのが最初のアイデア
あとは、どう繋ぐかを考えるだけです。

"イントロ"は完全にMoonSafariですね(笑)パクりと言っていいレベルです。
”1コーラス目”
”二胡ソロ1”は3/4拍子
4拍子のメロディーを3拍子の符割で歌うのも大変だった思います ※無茶ぶりその3
"キーボードソロ1"で3/4, 3/4, 3/4, 4/4の繰り返し
"ギターソロ1"と、
"キーボードソロ2"は、4/4, 3/4の繰り返し
"二胡ソロ2"は3/4
"ギター(アコギ)ソロ2"は4/4
"キーボードソロ3"は 5/4, 4/4, 3/4, 2/4の繰り返し
以降"2コーラス目"は4/4拍子で
いわゆる、J-Rockな雰囲気にアレンジしました。

 たぶんプログレ界では初級者拍子でしょうが
慣れてないから苦労したと思います。
その辺りのリョヲさんの愚痴具合は、彼女のツィッターを覗いて下さい(笑)

では、おまたせいたしました。
動画でございます。お楽しみ下さいませ。